国際ジャーナリスト 大野和基
著書・訳書

ポール・クルーグマン/Paul Krugman
ポール・クルーグマンと大野和基 <ポール・クルーグマン経歴>
2008年にノーベル経済学賞を受賞した経済学の泰斗。1953年、米ニューヨーク州生まれ。1977年、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士号取得。スタンフォード大学、MIT教授を経て、2000年からプリンストン大学教授を務める。米ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿するコラムがマーケットを動かすと言われるほどの影響力を持つ世界で最も有名な経済学者の一人。
<取材歴>
2009年3月から定期的にインタビューを敢行。2009年5月、フジテレビ「新報道2001」にて単独取材コーディネート担当。教授のインタビュー及び与謝野財務大臣との対談が評価され、報道局内の「編集長賞」を受賞。また同年6月PHP研究所より出版された「危機突破の経済学」翻訳および2013年9月出版のベストセラー「そして日本経済が世界の希望になる」(PHP新書)翻訳も担当。
2017年
TPP離脱、メキシコ国境との壁、個別企業の名指し批判・・・・・まさかと思うことが日々現実になるなか、世界はどこへ向かい、日本はどうなるのか。各国トップや市場関係者がその発言に注目するノーベル賞経済学者ポール・クルーグマン教授がプレジデントの独占取材に答えた。>「日本がヤバイ!」
2016年
2016年4月4日(月) 「週刊現代」2016月4月9日号
2015年
2015年1月2日(金) President Online
クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」
ノーベル賞経済学者が安倍総理に直訴


その発言に各国の政府関係者から市場関係者までが注目する「世界のオピニオンリーダー」。アベノミクス、金融緩和、消費税再増税……プレジデントの独占取材にクルーグマン氏は自宅で答えた。
2013年
2013年10月21日(月) 週刊現代
【独占インタビュー】
ノーベル経済学賞受賞ポール・クルーグマン
日本経済は、そのときどうなるのか


円安は続くのか


現在のオバマ大統領を見てもわかるように、アメリカはいま「決められない政治」の罠に陥ってしまっています。一方で日本は、自民党の安倍晋三氏が政権の座に返り咲いてから、これまで当たり前だった「決められない首相」というスタイルから突如として脱しました。先進国で唯一、「決める政治」への舵を切っているのです。この日本経済に私は期待をしています。いまこそ、日本が世界の希望になれるチャンスなのです。

こう話すのは、米国プリンストン大学教授で、'08年にノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏だ。

このほど上梓した『そして日本経済が世界の希望になる』(PHP新書)では、日本経済を評価し、今後の日本や世界経済の展望を記している同氏。米国経済が揺らぎ世界各国への影響も懸念されるいまの状況でも、日本経済への期待は揺るがないと断言する。   
>>全文は現代ビジネスのサイトでお読みいただけます。
そして日本経済が世界の希望になる by ポール・クルーグマン そして日本経済が世界の希望になる (PHP新書)
ポール・クルーグマン (著), 山形浩生 (監修), 大野和基 (翻訳)

「日本人が耳を傾けなかった天才・鬼才のアイデア」
浜田宏一氏(イェール大学名誉教授)

「アベノミクスの未来は本書のなかにある!」
宮崎哲弥氏(評論家)
アベノミクスによって日本経済の風景は一変した。黒田東彦日本銀行総裁による「異次元の金融緩和」は人びとの度肝を抜いたが、その黒田日銀が打ち出す「2年間で2パーセントの物価上昇」というインフレーションターゲットを最初期に提唱した人物こそ、ノーベル賞経済学者であるポール・クルーグマン氏である。

バブル崩壊以降、政府・日銀の無為無策をクルーグマン氏は痛烈に批判しつづけた。1998年の論文「It's Baaack! 」で示された処方箋を15年越しでいま、「アベノミクス」という政策で日本が実践している。自らの申し子ともいえるアベノミクスをクルーグマン氏はどのように評価しているのだろうか。

「失われた20年」は人為的な問題であり、デフレ期待がいかに悲惨な結末をもたらすか。論議を呼んでいる「中央銀行の独立性」をどう考えればよいのか。そうした本質論はもちろん、「インフレ率2パーセント達成後の日本」をもクルーグマン氏は大胆に見通す。そこで日本の財政、株価、人びとの暮らしはどう変わるのか。

さらには早くも語られはじめた金融緩和の「出口戦略」や、「歳出削減」「増税」に対するクルーグマン氏の知見から、いまの日本が学べるものは少なくない。そして日本経済の未来のみならず、10年後のアメリカ、中国、そして新興国の未来までをも本書は射程に収めている。

「この政策実験がうまくいけば、まさに日本は世界各国のロールモデルになることができる」。世界最高の知性がアベノミクスのもつ世界史的な意義までを見据え、日本の読者のためだけに語り下ろした一冊。クルーグマン氏の業績をいち早く日本に紹介した山形浩生氏の本質を突いた解説も必読である。
ポール・クルーグマン教授 ポール・クルーグマン
本誌独占インタビュー
ノーベル賞経済学者は指摘する
「1ドル100円超え、アベよ、これでいいのだ」

(週刊現代 2013年2月1・23日合併号)

戦争しなければ大丈夫

いま安倍晋三首相が推し進める経済政策アベノミクスに批判の声が聞こえ始めている。その代表的なものが大胆な金融緩和をすると「ハイパーインフレ(急激なインフレ)」になってしまうというものだが、まったく的外れだ。

日本と同じように金融緩和をしているここ米国でも、実はハイパーインフレの恐怖が数年前から語られ続けてきた。しかし、現実を見ればハイパーインフレが起こっていないことは誰もが知るところだ。

>>続き

2012年
クルーグマン ポール・クルーグマン
世界経済は蘇るか
QE3はベストな選択
共和党ライアン副大統領候補の歳出削減案は、まったく馬鹿げている

(月刊Voice 2012年11月号)

オバマは四年間、よくやり通した

- 11月6日、アメリカ合衆国は大統領選挙を迎えます。あなたは4年前の『Voice』インタビューで、「オバマノミクスに期待する」といわれました。オバマ政権の4年間について、どのように評価されていますか。政権の途中から、辛口になられた印象ですが。

クルーグマン オバマが大統領に就任したのはちょうどリーマン・ショックが起こったときで、最悪といってよい時期でした。他の大統領と比較するとき、そのことを考慮に入れなければフェアではないでしょう。医療保険制度改革法にしても、利権が絡んだ業界のロビー活動にもめげず、よくやり通したと思います。もちろん根本的な医療改革への道のりはまだ遠い。批判すべきはしますが、どのレベルを基準にするかによって、批判のレベルも変わってきます。

>>続き

ポール・クルーグマン
世界が注目する「暗黒の6・17」
ノーベル経済学賞受賞 世界最高のエコノミスト  ポール・クルーグマン 独占インタビュー
「預金流出、そして恐慌が始まる」
ギリシャに続き、スペイン、イタリアもユーロを離脱するかもしれない

(週刊現代 2012年6月16日号)

欧州危機が「爆発寸前」に近づき、ついにユーロ(対ドル)が2年ぶりの安値に急落する非常事態に陥った。クルーグマン氏は「ギリシャのユーロ離脱が、最悪のシナリオの始まりとなる」と言い切る。

取り付け騒ぎ、銀行崩壊へ

私は以前から「ギリシャの財政再建計画は現実的に実行不可能だ」と言ってきた。すると「ギリシャのデフォルト(債務不履行)は避けられないということか」と多くの人が聞いてきたが、私の答えは一貫して「デフォルトせずにギリシャが再建する方法は見当たらない」というものだった。

>>続き

ポール・クルーグマン
崩れゆく世界、独り勝ちの日本
世界中の銀行が凍結する日
「課題先進国」日本がいま、発信すべきメッセージとは何か?
ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)

(月刊VOICE 2012年2月号)

緊縮政策は事態を悪化させるだけ

- 昨年、『日本経済新聞』とのインタビューで、「世界経済は50%の確率でリセッションに陥る」と発言されました。

クルーグマン いつのインタビューか覚えていませんが(笑)、アメリカは私が思ったよりも、持ちこたえているようです。一方、ヨーロッパのリセッションは完全にLocked in(嵌った状態)されている。アメリカや日本にしても、いまの状態から抜け出せるかは疑問です。全体的にみると、いまの状況はかつてに比べて、悪化しているようにみえます。

>>続き

2010年
ポール・クルーグマン
総力特集 鳩山政権につけるクスリ  瀬戸際の鳩山政権、知日派からの警告
経済政策では素人ぶりをさらけ出し、普天間基地移設では現行案に逆戻り・・・・。
この体たらくを海外の目はどう捉えたか。 理念なき政治を"日本通"が一刀両断する!
「インフレ目標4.0%」のすすめ
ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)

(月刊Voice 2010年7月号)

内閣府が5月20日に発表した1-3月期のGDP速報値によれば、2010年度の実質GDPは前年度比2.2%増になる見通しだが、国民の生活は一向に楽になりそうにない。日本経済だけが光がみえないのか、世界中が似たような状況なのか。はたして日本はいま何をすべきか。2008年にノーペル経済学賞を受賞し、日本経済についても数多<の提言を行なってきたプリンストン大学のポール・クルーグマン氏を直撃した。

>>続き

週刊文春 2010年06月03日号
私のリビング
ポール・クルーグマン
日本経済はこの部屋と同じ

クルーグマンの研究室

ノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマンの研究室は名門プリンストン大学キャンパスの中で最も近代的なロバートソン・ホールにある。このホールはニューヨーク近代美術館かと思ってしまうほど垢抜けた建物だ。

ところが、研究室のドアを開けると目に飛び込んでくるのは、二十畳ほどの研究室に大地震直後のごとく散乱している本、本、本。クルーグマンには世界中から新刊本が送られてくるが、封を切っても目を通す時間がない。本棚も一杯だ。

「二日前から、今度こそは片付けようと思ったが、だめだった。大学は経費削減で秘書も雇ってくれない」

そうぼやく彼はこの研究室にかかってくる電話には絶対に出ない。心当たりのない人からのメールは読む前に削除するという。

最初にインタビューした2009年3月から一年以上経つが、部屋は混乱の一途をたどるばかり。

クルーグマンはこの混乱ぶりを日本経済に例える。

「日本は20年間変わっていない。ここまで大きな財政赤字でどうやって国を維持するの、誰もが疑問に思っているはずだ。私の研究室はずっとカオス状態だが、日本経済もこの部屋と同じ。一体、いつになったら回復するのか、その兆候すらないからね(笑)」

2009年
危機突破の経済学 by ポール・クルーグマン 2009年6月1日発売
危機突破の経済学
ポール・クルーグマン(著)、大野和基(翻訳)

日本は「失われた10年」の教訓を活かせるか――あの大不況を超える世界規模の経済危機が日本に襲いかかっている。楽観論・悲観論と無責任な言論・主張が日本国内でも飛び交うなか、2008年度ノーベル経済学賞受賞者が、日本人のために「正論」を説いた!いま最高峰にいる「闘う」経済学者が、現実をシビアに直視しつつ、あらためて日本経済への処方箋を直截簡明に述べた本書は、日本人のために、わざわざ語りおろされたものであり、日本がどうすべきか、アメリカそして世界経済はどうなるかという大命題を、経済が苦手な人々にもよくわかるように言及している。
2009年5月23日
5月24日フジテレビ「新報道2001」、ポール・クルーグマン教授単独取材コーディネート担当 ★クルーグマン教授のインタビュー及び与謝野財務大臣との対談が評価され、報道局内の「編集長賞」を受賞!

ポール・クルーグマン
総力特集 大不況 突破への挑戦
日本経済・再浮上への三大戦略
世界経済を危機から救い、自らも復活せよ
ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)

(月刊Voice 2009年5月号)

4%のインフレ・ターゲットを設定せよ

サブプライム危機に端を発する大不況によって、トヨタなどの大企業が報酬カット、雇用削減など厳しい状況に立たされています。しかし日本企業が短期的に清算される危険はほとんどないでしょう。

一方、私は嫌々ながら、アメリカの自動車会杜を支持しています。救済しなけれぱ、彼らは一カ月足らずで消滅してしまうからです。3月16日に大統領の作業部会の幹部か「(GMなどを)経営破綻させることが作業部会のゴールではない」と語るなど、破綻回避の選択肢がとられるようにも思えますが、時間を稼ぐのはよいアイデアでしょう。長い目で見れぱピッグ・スリーは生き残れないかもしれませんが、金融危機の真っ最中で破綻させるのはよい結果を生まないからです。

>>続き

ポール・クルーグマン
ノーベル経済学賞受賞者インタビュー
グリーンスパンと大喧嘩した
ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)
この危機から先に脱出できるのは日本か、アメリカか?

(月刊文藝春秋 2009年4月号)

- 就任早々、100年に一度の経済危機に直面したオバマ大統領は就任後初の記者会見で、日本の「失われた10年」について触れ、「大胆かつ迅速な行動」を取らなげれぱ日本と同じ道を歩むことになる、と語りました。

クルーグマン 日本型と同じような経験になる可能性が非常に強いからそう言ったのでしょうが、正確にはどうなるかわかりません。興味深いのは、利下げを行い、はとんどゼロに近い金利にしていても危機は深まる一方であるということです。ほとんどの人が認識しているよりももっと迅速に積極的に財政政策を実行すべきなのです。

>>続き

Paul Krugman ポール・クルーグマン
特別企画 「オバマの米国」は立ち直るか
オバマノミクスに期待する
いまこそ日本の「失われた10年」に学べ

(月刊Voice 2009年2月号)

2008年度のノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のポール・クルーグマン教授は、専門領域だけではなく、『ニューヨーク・タィムズ』の舌鋒鋭きコラムニストとして、功成り名を遂げた論客である。ブッシュ政権を批判しつづけたクルーグマン氏だが、次期大統領に就任するオバマについては「クールで思慮深く、冷静で、頭脳も明蜥」という。リーマン・ブラザーズを破綻させたのは大失策、と語る氏は、総額91兆円ともいわれるオバマノミクスをどう評価しているのか。大減速するアメリカ経済、そレて世界経済の行方について、今世紀を代表する経済学者はいま、どのような視点をもっているのだろうか。ストックホルムでノーベル賞授賞式に出席され、帰国したばかりのクルーグマン氏に会うために渡米し、マンハッタンの自宅で独占インタビューを行なった。

>>続き


英語を駆使し、世界のVIPや渦中の人物の懐に飛び込み、ナマの情報を得る極秘テクニックを大公開!
スパイ並の情報収集の技法、アポの取り方、キーワードを引き出す話術、そして最も大事な相手との信頼感の構築法などを伝授。常にライバル社との情報戦を繰り広げるビジネスマンから、将来世界を舞台に活躍したい学生まで、必読・必修のコンテンツが満載。教材は最新の取材映像・音声を利用しますので、リアルな英語力も身につきます!
料金


<クルーグマン関連資料>
ニューヨークタイムズ連載コラム
The Conscience of a Liberal
1998年の論文
It's Baaack: Japan's Slump and the Return of the Liquidity Trap
*山形浩生氏による訳
復活だぁっ! 日本の不況と流動性トラップの逆襲