国際ジャーナリスト 大野和基
著書・訳書

2014年3月20日
ケネス・クキエ/Kenneth Cukier
経営者よ「因果関係」は追うな!
「相関関係」を見よ
――「ビッグデータ」伝道師が日本企業に告ぐ


ケネス・クキエ 『ビッグデータの正体~情報の産業革命が世界のすべてを変える』の共著者であるケネス・クキエ氏が、単なるITキーワードではない、社会全体を変えるエンジンとなるビッグデータ革命の本質を語った。

「ビッグデータの3つのV」には同意しかねる

――今「ビッグデータ」革命が起きています。しかしながら「ビッグデータ」という言葉が独り歩きしている観もあります。この言葉は、用語としてどれくらい前からあるのでしょうか。

時間を遡ると、随分昔から「ビッグ」と「データ」を並べて使っていますが、それは今日「ビッグデータ」が意味するものではありません。

あるジャーナリストは、時間を遡ってアメリカ政府の報告書の中に「ビッグデータ」という用語が1960年代に使われているのを見つけました。でもそれは今日の意味ではありません。1960年代のビッグデータは今日のビッグデータの足元にも及びません。

2001年にドゥーグ・レイニーというリサーチ・アナリストが、新しいデータのセットとそれが社会でどのように使われているかを述べるのに、「ビッグデータ」という用語を使いました。彼はビッグデータの3つのVを指摘しました。つまりvolume(量)、velocity(速度)、variety(多様さ)です。でも私は賛成しません。Vという文字を3つ使うために、いささかこじつけという感じがします。


>>続きは「Diamond Online」でお読みいただけます。

ケネス・クキエ/Kenneth Cukier

2007年~2012年まで、英エコノミスト誌のデータエディターを務める。『ビッグデータの正体~情報の産業革命が世界のすべてを変える』(講談社)の共著者。 


ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える
ビクター・マイヤー=ショーンベルガー (著), ケネス・クキエ (著), 斎藤 栄一郎 (翻訳)

統計学が最強になる時代、我々の未来の生活、仕事、意識、すべてが「ビッグデータ」によって大きく変わる。2013年最大のキーワードを初めて本格的に論じたベストセラー、待望の翻訳。企業はいかに新たな価値を生み出すことができるのか、人々は物事の認知のあり方をどのように変える必要があるのか―大胆な主張と見事な語り口でその答えを示している。
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