国際ジャーナリスト 大野和基
著書・訳書

月刊Voice 2013年3月号
ジム・ロジャーズ/Jim Rogers
日本は金融緩和をただちに止めよ
アベノミクスには絶対に賛同できない―。
“紙幣印刷コンテスト”に突入した世界経済で、「10年後に伸びる国、衰退する国」とは?


なぜ日本株を買い増したのか

- 昨年の総選挙では安倍氏率いる自民党が圧勝し、政権交代が起こって以降、株価は右肩上がりで上昇しました。あなたは日本の週刊誌に、「日経インデックスを買い増した」と述べられましたが、まずは東日本大震災以降、日本経済の現状について、どのような認識でいらっしゃいますか。

ロジャーズ 株と経済の話は別ですが、まず株の話をしましょう。私は以前より楽観的です。安倍氏が首相になることが明らかになった段階で、私は日本株を買い増しました。彼は紙幣をさらに印刷する、と明言したからです。

もちろん、そのこと自体は世界経済にとっていいことではありません。日本にとってもそうです。しかし、そこで私の考えはどうでもいい。安倍氏が紙幣を印刷するといって実際にそうすれば、間違いなく株式市場に影響します。紙幣を刷って株に影響がなかったことは、これまで一度もないのです。ですから、以前私たちが話したとき(『Voice』2011年10月号)よりも、はるかに日本株を買いました。

この状態がどのくらい続くかはわかりません。紙幣の増発はある程度、日本経済を上向きにするのに貢献するでしょう。しかし、いまどの国も紙幣を刷りに刷っていることは懸念材料になります。まるで、どの国がもっとも紙幣を印刷するか、というコンテストをやっているかのようです。

- 目下、日本企業のなかでは、どのようなセクターに注目されてますでしょうか。






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